失恋は、自分が思っている以上に様々な影響を自分自身と周りに与えているのです。

別れてしまった彼のことを完璧に忘れることは出来ないのです。

時々、強烈にあなたの中を占領することがあります。

占領されるときは、二人の楽しかった思い出が、今より楽しかったと感じるときにわぁっとあなたの気持ちを占領するのです。

彼と一緒に行ったロケーションに似たような所に出くわすと、あの頃の二人のやり取りがとても楽しかったと蘇ってくるのです。

その時に一緒にいる男性を次の恋人にしようと思っていたことなんか忘れてしまうほど、別れた彼との思い出にキューンとなってしまうのです。

それは仕方のないことです。

何度も何度もそのキューンは経験するものだとあきらめてください。

楽しかった記憶にすがってしまう自分がそこにいても許してあげてください。

不思議なことに別れたのは彼のことが嫌いになったから別れたのだけれど、思い出すのは、一緒に過ごした楽しい思い出ばかりだと気づいてはいませんか。

楽しかった恋愛初期に引き戻されるのです。

その時の自分になりたいのです。

そんな中、新しい恋人候補と別れた彼を比較してないですか。

あの人はそんな話題はしなかったとか、もっとピンポイントに私の心に刺さる言葉をくれたとか、二人の基準がぴったりだった初期の頃と比べてしまって、また落ち込んではいないですか。

仕方のないことなのです。

嫌いになって別れた彼と、付き合いだした頃は最高のパートナーだったのですから、その時と今を同じにしたいと焦っても難しいのです。

そんな時は、新しい男性を素直な目で見れるようになるまで、時間がかかると知っておきましょう。

知っておくだけで良いのです。新しい男性はあなたが別れたばかりだということは知っているのですから、それでもあなたと付き合いたいと思っているのですから、待ってくれるはずです。

待ってくれない男性なら、去っていくでしょう。

そんなあなたは、去っていく新しい男性を追わないでしょう。

この人ではないんだと気づくでしょう。そうです。焦らないことです。

失恋した女性はすぐに次の恋愛をしたがるなんて、そんな軽はずみな女性ではあなたはないはずです。

確かに誰かと一緒にいればさみしいさみしいという感情から一時逃れることが出来るでしょう。

けれど、それは本物の恋ではありません。あなたは気づいているはずです。

 

絶対に譲れないコトが明確になってくるでしょう。

別れた彼には別れなけれならない欠点があったはずです。その欠点がどうしても許すことが出来ないから別れたのです。

なので、絶対に許せない欠点は絶対に譲れないコトとしてあなたの男性歴に追記されるのです。

どうして破局したのか、落ち着いて分析できるようになってきます。

自分が悪かったことも冷静に認めることが出来る時期がやってきます。

自分が悪かったことは反省しましょう。そのような振舞いをしないためにどのように考え方を変えればよいか、あるいは行動を変容すればよいか、自分自身をとことん見つめましょう。

良い機会です。欠点のない人間なんて全くつまらないものですが、欠点を知ってその扱いを出来る大人の女性は素敵です。

 

彼といなくても時間を効果的に過ごすことが出来るようになってきたら、次の恋の準備をすると良いでしょう。

「彼と一緒じゃなきゃダメ」から「自分一人の時間を楽しむ」が出来るようになったらです。

彼と一緒にいた時間は長い時間だったはずです。その時間をあなたはどのように使いますか。

是非自分磨きに使ってください。

更に素敵な女性になるために、今までできなかったことにチャレンジしてみてください。

以前よりも自分に自信が持てるようになり、自己肯定感が高まります。表情がはつらつとし、笑顔が輝きだします。

そのあなたは、周りから見ると魅力的に映るのです。

失恋をバネに大きく飛躍しようとしている、生まれかわったあなたに新しい魅力が加わったのでしょう。

すべて必要なことだったのです。

辛い経験でしたが、あなたが成長するためには絶対に必要なことだったのです。

そう思うと、別れた彼に尊敬の気持ちが生まれてきます。別れてしまったけれど、あなたに色々なことを気づかせてくれたすばらしい男性の一人なのです。

別れた彼を好きになったことも、大ゲンカしたことも、そして別れたことも、すべてあなたをより良く素敵に魅力的に成長させるための試練だと気づくとき、新しい恋が近づいてきます。

男性女性を問わず、今まであなたに興味を持たなかった人から声を掛けられるようになるでしょう。

「紹介したいサークルがあるんだけどどうかしら。」

「友人の結婚式のあとのパーティーに来てみない？」

「スペイン語を習い始めたんだけど、一度体験してみない？」

「会社のレクに参加してみようよ」などと声をかけてくれるようになります。

あなたを紹介したいと思うわけです。あなたは私が紹介するに値する魅力的な女性なのです。

 

新しい恋が始まります。