なんだかぐったりしていて、食欲がなかったので、動物病院に連れて行ったんです。
お散歩も嫌々行っているという感じでした。
二日も食べないなんて初めてのことだったのですが、大して心配していなかったんです。
血液検査してみましょう
血液検査をしばらくしていなかったので、「はーい」って軽い感じでお願いしました。
やっぱりもうすぐ12歳。病気の1つもかかるのは仕方のないことと、
軽口叩いていましたが、いざ「甲状腺機能低下症」と病名がついてしまうと、
オロオロしました。
甲状腺ホルモンを出す機能が低下していると、
・元気がなくなり、動きが鈍気なる
・嗜眠(しみん:睡眠を続け、強い刺激を与えなければ目覚めて反応しない状態)
・顔つきがぼんやりしている
嗜眠!!!この症状を聞いた時に、「これだ!だから呼んでも反応がなかったんだ!」
我が家の可愛い円くんは、「甲状腺機能低下症」になってしまったのです。
この甲状腺ホルモンを出す機能が低下したために、趾間皮膚炎になりやすい状態を作ったのだと思います。とドクターが説明してくれました。
足が痒くて可哀想
ボーッと寝ているのに、ガバッと起きると突然すごい勢いで指を舐め出すんです。
「舐めるとダメだよ、もっと痒くなるから!」って怒っていたのですが、
甲状腺機能低下からきていた症状だったのですね。
ドクターから炎症を抑えるための薬、甲状腺機能を上げるための薬が出ました。
痒みは治りました
1週間経ちました。赤みは、まだありますが薬のおかげで痒みは治ったようです。
食欲も戻ってきました。
何はともあれご飯を食べてくれるだけで、ホッとします。
まだボーッとしています
よく寝ています。
まだボーッとしていますが、「円くん!」と声をかけるとこちらを向きます。
甲状腺ホルモン薬のおかげです。
けれど、甲状腺ホルモン薬は、不足している甲状腺ホルモンを補うわけなので、生涯飲み続けなければなりません。
必要な薬の量はその犬ごとに違います。
円くんに適した甲状腺ホルモン薬を投薬するために、定期的に血液検査を行って、薬の量を変えていくのです。
定期的な血液検査で円くんの元気が整うのであれば、仕方ないことだと考えています。
早期発見が大切
歳だからボーッとするのは仕方ない、食べたくない時もあるよね、などと見逃しがちですが、「甲状腺機能低下症」は早期発見が大事だといっています。
その後、生涯薬を飲み続けなければならないことを考えたら、早く発見してあげて薬の量が少なくて済むようにしてあげるのは、飼い主の責任ですよね。