毎日一緒にいる愛犬が、脳腫瘍になるなんて考えたこともありませんでした。
エルちゃんの脳腫瘍が見つかるまで、その後をお伝えします。
2020年5月初めてのけいれん発作
その日はなんの前触れもなくやってきました。
夜!21時ごろいきなりです。
その場にいたのは、私だけ。
「落ち着け、落ち着け!!」自分に言い聞かせました。
これは『けいれんだ』ということは理解できました。
けいれんしているエルを見ながら、スマホで『けいれん 犬』と調べました。
けいれん中は触らないこと、大声を出さないこと、けいれん時間を測ること、動画を撮ることなどの情報を得ました。
1分弱のけいれんが終わると、フラーと立ち上がり、フラフラ歩き始めました。
よだれが誤嚥の原因になるということでしたので、よだれを拭いて、エルの後ろをついて歩きました。
ヨロヨロしながら、私の顔を見ると寄ってきました。
私を探していたんだと気付きました。
「エルちゃん、大丈夫だよ!」と声をかけながら、それでも彼女の動きたいように動かせていました。
10分くらいウロウロしたと思います。
やっと座って、ゴロンと寝転びました。
24時間以内に再度発作が起きたら来てください
朝、9時を待つのがこんなに長いと感じたことはありませんでした。
動物病院に電話をして、昨晩のけいれん発作の話をしました。
発作が起きている時には何もできないこと、私の昨夜の行動に間違いはなかったことを確認できただけでもほっとしました。
「24時間以内に発作が再発したら、病院に来てください。」
そう言われて、電話を切ったあと
彼女はすぐに発作を起こしたのです。
今度は落ち着いて動画を撮りました。
けいれん時間は1分弱。
今度は、ウロウロする時間は短かったです。
私の顔を見上げて、フラーっと座り込んだので、「病院に行こう」と声をかけました。
けいれんの原因を知ろう
「単発のけいれんは、あまり気にしなくてもいいんです」
「問題は、けいれんが連発するということです。」
「内臓に原因がある場合、脳に原因がある場合が考えられます」
私、全身麻酔をフレンチブルドッグにすることは怖いんです、と本音を言い、けいれんを止める薬を出してもらって様子を見ることにしました。
全身麻酔で死んでしまったケースがフレンチブルドッグには多いと聞いたことがあったからです。
翌週、また2回続けてけいれん発作。
ドクターからMRIを受けて欲しいと言われて、
全身麻酔をエルちゃんに課することにしました。
MRIは無事でした
CTスキャンを撮って、MRIを撮って、
見つかりました、脳腫瘍です。
けいれんの原因は脳腫瘍でした。
腫瘍のできた場所が外科手術で切り取れる場所ではないこともわかりました。
放射線治療を始めました
大学病院はいつもの動物病院と勝手が違うらしく、落ち着きなくオドオドしていました。
放射線科のドクターから、放射線治療のメリットデメリットの説明がありました。
良いも悪いもドクターに賭けるしかないんですもの、全てをお任せしました。
放射線治療は全6回。6回終了してから、再度MRIで脳腫瘍の有無、大きさの確認ということを知りました。
毎回全身麻酔
毎回全身麻酔です。
全身麻酔の危険と戦いながら6回の放射線治療はドキドキです。
皮膚病は、脳腫瘍と共になってしまって、余計に可哀想になっています。
3回終了
昨日、3回目の放射線治療が終わりました。
今回は酷く疲れた様子で、ずっとぐったりでした。
あと3回です。
またお知らせしますね。